2008年5月11日 (日)

新緑に雪が積もったようなヒトツバタゴの花

Hitotubatago  五月の連休の最後に小平市にある東京都薬用植物園に行きました。この植物園には一般に栽培が禁止されているケシなどの薬用植物と絶滅危惧の植物が収集され、栽培されています。植物園は1万坪弱でそんなに広くはありませんが、珍しい草木もたくさんありました。そんな中でも大きな樹木で新緑に雪が積もったような樹木が2本あり、写真に挿入したように単体は清楚な花ですが、集合体になると華やか花に見える樹木です。初めての出合いの樹木であり、表示をのぞくと、「ヒトツバタゴ」で絶滅危惧II類(VU)と書いてありました。
 早速ネットでこの樹木を調べてみると、愛知・岐阜県境付近と長崎県対馬、朝鮮半島、中国大陸東部、台湾の一部に隔離分布する珍しい樹木でした。落葉性高木でモクセイ科ヒトツバタゴ属に分類されるそうです。別名「ナンジャモンジャ」というそうですが、昔、名前のわからなかった樹木に、この名前が多数ついているようです。
 雌雄異株ですが、「雌株」がまだ発見されていないようで、両性花の株と雄花の株のみが確認されているようで珍しいことです。
 ただ、どの自生地も個体数が減少しているようで、今後、温暖化等の環境の変化による更なる個体数の減少が心配です。

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2008年5月 4日 (日)

アジサイのようなオオデマリの白い花

Oodemari  武蔵野も若葉から青葉に変わりつつありますが、連休どこにも行くところがなく、いつもの小金井公園に出かけました。あちこちにあるふじ棚が微妙な色合いの違いがあり、それぞれ趣がありました。今回は公園中央部北側の場所にある満開を迎えているオオデマリ(大手毬)を取り上げて見ました。このオオデマリは写真に示すように数本で山形の樹形をなして、アジサイのような純白の集散花序を枝いっぱいつけており、公園でもひときわ見栄えのする存在でした。
 この樹木について調べて見ると、ヤブテマリの園芸品種で、スイカズラ科カマズミ属に分類される落葉低木だそうです。原種は花序の周辺にだけ装飾花をつけているそうですが、この樹木は品種改良により、花序の花すべてが装飾花なったそうです。だから写真に挿入したように花序の花には雄しべ、雌しべが退化してありません。
 一度、原種のヤブデマリの花を見たいものです。

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2008年4月27日 (日)

ミズキの花序よりまるみがあるハクサンボクの花序

Hakusanboku  近くを散歩していると市の公園に、昨年、名前がわからなかった樹木に今年もミズキの花序よりまるみのある白い散房花序をつけていました。カメラをズームアップすると白い小さな花がたくさんつけており、写真の右下に示すように花弁が5枚、雄しべが5本、花柱が短いようです。淡桃色の丸いものは蕾のようできれいです。
 今年は名前を特定しようと、早速、ネットで検索して調査すると、本州(山口県)、九州、沖縄の海岸付近の山野に生える常緑低木~小高木でスイカズラ科ガマズミ属に分類されるハクサンボク(白山木)であることがわかりました。かっこいい名前がついていますが、名前の由来は石川県の白山に生えていると誤認したことから来ているようです。
 秋には楕円形の赤い小さな実をたくさんつけるそうですので、また、撮影したいものです。

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2008年4月20日 (日)

円錐花序のニワトコの花

Niwatoko  武蔵野も大分陽気が良くなり、千川上水を散歩していると、淡黄白色の円錐花序のニワトコの花が咲いていました。この樹木は以前から知っていましたが、花の咲いている時期が短く、撮影タイミングが合いませんでしたが、今回やっと撮ることができました。よく見ると淡黄白色の円錐花序に紅紫色の点々があり、カメラをズームアップしてみるとひとつひとつの花の雌しべでした。写真の左下にこの円錐花序を、右下にズームアップした花を挿入して見ました。
 この樹木を調べて見ると、日本全国の山野に分布する落葉小高木でスイカズラ科ニワトコ属に分類されるそうです。別名、セッコツボク(接骨木)と言うそうですが、枝や幹を煎じて水あめ状にしたものが骨折などの湿布薬として用いられていたことによるそうです。
 花が終わるとすぐ実がつき、6~7月には熟して赤くなり、時を待たずに散布されるそうですので、タイミングを合わせて赤い実の写真を撮りたいものです。

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2008年4月13日 (日)

可憐な淡紅色のカリンの花

Karin  武蔵野も染井吉野が終り、八重桜が咲き始めましたが、同時期にカリン(花梨)の可憐な淡紅色の花が公園などで咲き始めました。一般に、この樹木は花が短枝の先に1個づつ咲くのが特徴で写真が撮りにくい樹木ですが、散歩していると庭木で密集したところがあり、淡紅色の花がたくさん入った写真を撮ることができました。
 この樹木について調べて見ると、中国原産で日本には平安時代に入って来たとされている落葉小高木でバラ科ボケ属に分類されるそうです。名前の由来は材の木目がフタバガキ科の花櫚(カリン)に似ているのでこの名前がついたそうです。
 秋にはお馴染みの洋ナシ似た香りのよい黄色の果実をつけ、果実酒や砂糖漬けに利用されています。
 一度、果実酒をつくったことがありますが、このところ風邪などをひき易いので、その緩和のため、秋には再度果実酒をつくって見たいものです。

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2008年4月 6日 (日)

目立たないシダレヤナギの花

Sidareyamagi  武蔵野のソメイヨシノは葉桜になりつつありますが、今回は同時期に芽吹きと一緒に咲くシダレヤナギ(枝垂柳)の花を取り上げて見ました。シダレヤナギの芽吹きは春を告げる風情の一つですが、花も同時に展開しています。近くにもこの樹木がありますが、水辺のものが風情がありますので遠くの善福寺公園まで出かけて写真を撮りました。一見、枝垂れた若葉だけしか見えませんが、よく見ると枝の先のほうに可愛らしい黄色の円柱状の花序をたくさんつけており、その数の多さにに驚かされます。
 この樹木について調べて見ると、中国原産の落葉高木でヤナギ科ヤナギ属に分類されるそうで、日本には奈良時代に導入されたそうです。
 この樹木も雌雄異株だそうですが、どう言う訳か日本にあるのはほとんど雄株だそうで写真に挿入した花も雄花でしょう。
 したがって、雌株が少ないため繁殖は挿し木で繁殖させるそうです。

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2008年3月30日 (日)

桜のようなアーモンドの花

Amondo  武蔵野はソメイヨシノが満開を迎えています。先週、久しぶりに神代植物公園に行きました。特に桜の咲く季節ですのでいろいろな種類の桜が咲いており見応えがありました。そんな中でもワシントン市から送られた枝を接ぎ木した桜(神代曙と命名)が淡紅色できれいでした。
 今回取り上げる花はその隣りに桜のような花が下の方の枝に疎らに咲いている樹木があり、アーモンドと表示されていました。この樹木の花は神代曙と同様に淡紅色のちょっと大きめの花で気品のある初めて出合った花でした。
 アーモンドは一般に実(仁の部分)は食べていますが、この樹木は知らなかったので早速調べて見ると、ペルシャ(イラン)~西アジアが原産の落葉低木でバラ科サクラ属に分類されるそうです。この樹木はメソポタミア地域で紀元前4000年頃から栽培が始まり、気候があっている地中海沿岸地域に広がり、さらに今ではアーモンドの8割以上がカリフォルニアで生産させているそうです。
 日本では花が咲きますが、気候が合わなく、残念ながら食用になる実にはならないそうです。
 
 

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2008年3月23日 (日)

房状のアオモジの花

Aomozi  武蔵野もソメイヨシノが開花し、木々の新芽も日々大きくなって来ています。そんな中、自転車で回っていると、小金井公園に向かう途中の樹木園で淡黄色の花を房状にたくさんつけた樹木に出会いました。よく見ると花弁は白色で、雄しべの葯が黄色のため淡黄色に見えるようです。
 早速帰ってネットで調べてみると、台湾、琉球列島、九州西部に分布する落葉小高木でクスノキ科ハマビワ属に分類されるアオモジ(青文字)のようです。名前の由来は小枝が緑色をしているためのようですが、再度この樹木を確認したところ、小枝が緑色でした。この樹木は雌雄異株で、今回の写真の花はたくさんついていることからして雄株の花のようです。(雌雄異株の花は一般に雄株の方が優雅だそうです。)
 この樹木の材は芳香があるため、ヤマコショウやショウガノキの別名を持ち、クロモジ(黒文字)と同様に楊枝をつくるそうです。また、果実はレモンのような香りがするそうですので、一度、雌株に出合い確認したいものです。

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2008年3月16日 (日)

本格的な春を感じさせる淡黄色のヒュウガミズキの花

Hyuugamizuki  武蔵野も大分暖かくなり、木々が芽吹くようになってきました。久しぶりに練馬の武蔵関公園に散歩に行くと、もうヒュウガミズキ(日向水木)の淡黄色の花が小枝いっぱいに鈴なりについていました。ウメの花ではまだ本格的な春を感じませんが、マンサク、ミツマタ、サンシュユ、トサミズキ、ヒュウガミズキと黄色い花が続いて咲いてきますと本格的な春を感じさせられます。
 この樹木について調べて見ると、石川、福井、京都、兵庫の日本海側に自生する落葉低木で、マンサク科トサミズキ属に分類されるそうです。名前はトサミズキと同様に日向(宮崎県)に自生のためと考えがちですが、どうもそうではないようです。トサミズキに比べてやさしい姿から「ヒメミズキ」が訛った、あるいは自生発見が丹波地方なので、その国を所領とした「明智日向守光秀」からなど諸説があるそうです。
 この樹木は大気汚染に比較的強い樹木で浄化作用もあるそうで、庭木、公園樹だけでなく道路際などに植栽すると花も楽しめますので一石二鳥になるでしょう。

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2008年3月 9日 (日)

京都府立植物園のシマモミの松ぼっくり

Simamomi  先週、所用があり、奈良に行きましたが、帰りに京都に一泊し、念願の京都府立植物園に行きました。この植物園の広さは神代植物公園と同じぐらいですが、植物の種類が2.5倍以上の約12,000種類あり、日本の代表的な植物園だそうです。残念ながら早春のため、観覧温室以外では珍しい花には出会いませんでしたが、北山門近くにあったシマモミの松ぼっくりが、鮮やかな茶色で上を向いてたくさんつけていましたので写真を撮りました。
 この樹木は表示板によりますと台湾及び中国西部に自生する常緑高木で、マツ科に分類され、別名ユサン(油杉)とも呼ぶそうです。また、本樹は昭和の初期に台湾林業試験場から導入したもので、樹齢約70年の古木だそうです。開花時期は3月と書いてありましたが、まだ、その様子は見られず、どんな花をつけるのか興味がそそられます。近ければどんな花が咲くか確認に行きたいのですが・・・・・。
 この植物園には、また花の多く咲いている時期に訪れて見たいものです。
 
 

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